気になる白髪を減らしたい!白髪予防と対策について詳しく解説!

そもそも白髪とは?

毛根の奥に、毛乳頭と呼ばれる部分があります。この毛乳頭の外側にはメラノサイトと呼ばれる色素を作る細胞があり、これが髪の色となるメラニン色素を分泌することによって髪に色がつきます。

日本人には黒い色がつくメラニン(ユーメラニン)が多く含まれているため、黒髪がほとんどです。一方、欧米人には黄赤色のメラニン(フェオメラニン)が多く含まれており、ユーメラニンとフェオメラニンのバランスによって赤毛から栗毛、ブロンドのように髪色が変わっていきます。

白髪とは、このメラノサイトの活動が止まってしまうことで、髪に色がつかない状態をいいます。欧米人ももちろん白髪になりますが、もともと明るい髪色の方が多く、白髪が気にならない人も多いようです。

白髪の原因

白髪と聞いて、老化現象や遺伝要因といった言葉を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、白髪が出てくる年齢には個人差があり、一概にはいえません。白髪は髪の色を黒くするメラノサイトの活動が停止することがそもそもの原因ですが、そのきっかけにはいくつかの種類があります。

老化や遺伝がきっかけになる白髪もありますが、実際には生活習慣やストレスがきっかけのことも多いのです。生活習慣やストレスが白髪の原因であれば、日々の生活習慣の改善で白髪が増えるのを抑えることができるようになります。

髪を美しく黒くするためには、毛根に必要な栄養を届けることが大切です。そのため、栄養が不足している、血流が十分でないという場合は白髪や薄毛になってしまいます。メラノサイトの活動を妨げる主な原因は、食生活の偏りや睡眠不足、ストレスとなります。

食生活

栄養バランスが偏っているとメラノサイトの働きが弱まり、頭皮の血流を悪くする原因になります。また、糖分の過剰摂取も皮脂の分泌が過剰になるため、甘いお菓子などはなるべく控えるようにしましょう。

睡眠不足

睡眠時間が十分に足りていないことも、メラノサイトの活動に悪影響をもたらします。ホルモン分泌が悪くなり、血流の乱れにつながります。健康な髪のためには、毎日の睡眠リズムを整えることが欠かせません。

ストレス

ストレスは心だけでなく、体にも大きな緊張を与えます。ストレスによって過酸化脂質が増え、毛細血管の流れを悪くします。そのため、毛根に必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。

生活習慣の改善で予防対策

ここからは、日々の生活の中でできる白髪の改善方法について説明します。

食生活の改善

血流を改善されるために、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。メラニンを作るためには、ヨードやチロシン、銅といったミネラルが必要です。

ヨードは海藻類や魚介類に多く含まれています。一方チロシンはチーズや果物、大豆やナッツなどに含まれています。銅は納豆やごぼう、さつまいもや玄米などに含まれていますが、普段の食生活で取ることが難しい場合にはサプリメントで補いましょう。

睡眠の改善

メラノサイトの活動を活発にするためには、成長ホルモンの分泌が重要なポイントになります。特に深い睡眠を取ることで成長ホルモンが多く分泌されるようになるので、夜更かしなどはなるべく避けるようにしましょう。

ストレスの改善

ストレスの原因は人それぞれですが、スポーツや十分な睡眠はストレスの改善に役立ちます。ヘアサロンのヘッドスパで、頭をすっきりさせてみるのもおすすめです。

白髪染めの方法

ヘアカラーを使って染める方も多いですが、シャンプーやトリートメントで徐々に染めていくという方法もあります。まずヘアカラーは長期間にわたり黒髪を維持できるというメリットがありますが、髪にダメージを与えてしまうというデメリットもあります。自分でもできますが、 ムラなく染めるためには美容室で行うのがベストです。

毎日使うことで、徐々に白髪が目立たなくなるというトリートメントやシャンプーもあります。手軽にできるというメリットがありますが、爪や浴室、タオルや枕カバーなどに色がついてしまうというデメリットもあります。また中には高価なものもあるので、心配な方は一度信頼できる美容室に相談してみましょう。

まとめ